長久手の名都美術館で、「上村松園」展が開催されています。
今回は「下絵」が主に展示されていて、本画が出来上がるまでの苦労を感じることが出来ます。
その下絵は、それが作品になってもおかしくないくらいの、精巧なものです。
自分が納得するまで、上に和紙を貼り、何度も何度も再考を繰り返していることがよく分かり、松園の妥協を許さない姿勢と、どこにこだわって描いていたのかということもよく分かります。
また、普段から墨や筆を持って出かけて、鳥や人の生活などを素描や縮図を描くことが習慣だったようで、日頃から、大変な努力を積み上げた上での才能なんだということが良く分かります。
絵の中の人の感情や、季節まで感じられる松園の絵は、感動です。
まだ3/9まで開催されているので、ご興味のある方はぜひ足をお運びください