「構造塾」第3期:横架材の設計演習・断面欠損あり、なしの場合
先回の構造塾、ブログをお休みしてしまったので、今回は後回しにせず、早めにアップ!
今日は、横架材計算の演習でした。
私は意匠設計屋なので、実際の構造計算は構造計算屋さんに外注します。
が、プランニングの際、この構造で成り立つかどうかの簡易検討の際、今日の授業は役立ちます!
実際の実務の際、疑問に感じたところを質問をしたところ、丁寧に教えて頂けました。
「大阪部北部地震」のブロック塀被害
テレビでも何度も放映された、ブロック塀倒壊の痛ましい事故。
ブロック塀の状況は、テレビや雑誌でも何度もやっていますが、改めてこういう状況だったということを確認。
ブロック塀の外側にはかわいらしい絵が描いてあり、道路は歩道を示す為に緑色に塗られていて、ここを歩けば安心、というような印象を受けます。
が、実際は、こんな怖い構造になっていたんです。
改めて、二度とこういう事故が起こらないように、ブロック塀の点検は必要です。
北海道胆振(いぶり)東部地震
つい先日の「北海道胆振東部地震」
特に印象的だった清田区の液状化。
この辺りは昔「谷」だったところを埋め立てて、住宅地にされたというのは、テレビや雑誌でも知られるところです。
昔の地形図や現在の航空写真でみると、分かりやすい。
ちょうどブルーの谷になっているところが、液状化で家が斜めになってしまったところです。
ここから外れているところは、すぐ隣の家でも、無事だったとか。
次は、液状化の説明。
普段は水と土粒子(砂粒子)は混じっているのですが、地震などで揺すられると、水だけ上の方に浮いてきます。
一番右の図の、土粒子が沈下して水位の上の方が水だけになると、そこへ地盤面が落ちてしまって、現地のような状況になってしまうんです。
(すみません、このイラストちっくな挿絵の犯人は私です)
実際に業者も、きちんと地盤調査をしているとおもうのですが、やっぱり、昔からの地形を読み取って土地の購入をするなど、必要かもしれませんね。
本のご紹介
一緒に構造塾に通っているお友達に、下記の様な本を教えてもらいました。
kindleで売っていたので、早速購入。
(本の方が見やすいけど、kindleだとスキマ時間に読めるのがメリットかな?)
まだ全部読んでませんが、欠陥住宅を造らないために、一緒に勉強しましょう~!
講師の先生のご紹介です。
構造の講習会というと小難しいイメージがありますが、佐藤先生はユーモアも交えながら、とても分かりやすく教えて頂けます。(こちらの講座はプロ向け講座です)
今大人気の講座で、全国にどんどん広がっています。
設計者の方、工務店の方にオススメの講習です!一緒に学んで、地震で倒壊しない建物造りをしましょう!
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名古屋の建築家はAi設計*山内智恵
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