続けて記事をアップしようと思っていたのに、随分空いてしまいました
わずかな期間しか公開されない、「重要文化財 両界曼荼羅図(元禄本)」を見て来ました。
「灌頂院~mandaraの世界~」
灌頂院の中は真っ暗で、曼荼羅のみライトアップされています。
(文化財を傷めないようにLEDだそうです。)
縦4・1メートル、横3・8メートルのとっても大きなもので、
曼荼羅の役割は、極楽浄土を民衆に説くために使われた、今でいう漫画みたいな
ものなんだそうです。
暗闇の中でじーっと曼荼羅を観ていると、何百年も前にタイムスリップしたような
不思議な感覚に囚われます。
・・・そして「この仏さんが何々仏さんやって!」と関西弁のおばちゃんの声で
現実に引き戻されます
こちらは1200年前に中国(唐)から空海が持ち帰った曼荼羅の、4回目の転写本で、
1693年(元禄)の時代のものだそうです。