【目次】
1.はじめに
お家を建てるには、まずは「土地」が必要です。
お家を建てられる方の状況は、様々です。先祖代々からの土地を利用したり、ご実家の建替、という方もいらっしゃいますし、土地があっても、立地条件などから、他の土地を探したい、という方は結構多いです。
お家を建てるきっかけになるのは、「お子さんが小学校に上がる前に」という方が多いので、学校の状況なども、重要な土地選びのポイントになります。
2.自分達の生活を具体的にイメージする
新しい土地、新しい家で、どんな暮らしをしたいかをイメージしておくことが重要です。
新婚さんや小さなお子さんを持つご夫婦の方は、いずれ入るであろう小学校や中学校の情報も重要です。あまりに人数が少ない地域より、やはりお友達が多い方がよいと考える方は多いようです。
ある程度、お子さんが大きくなられていて、お仕事を中心に生活されたい方は、あまり学校の事は考えなくてもよさそうですし、お子さんが完全に巣立っておられて、ご夫婦でゆっくりしたいとお考えの方は、駅からは少し遠くても、閑静な住宅街で、ゆっくり畑仕事でもしようかと、少し広めの土地を探される方もいらっしゃいます。
ご自分のお城という考えで、おひとり様のお家も増えてきています。
私もおひとり様なので、自分が土地を買うんだったら~、と考えると、別に駅から近くなくても車が停められればいいなあ、友達が遊びに来たときに、周囲に気兼ねなく停められるような環境があるといいな、土地はそれほど広くなくてもいいな、ほとんど仕事で家にいないし。将来家で仕事をすることも考えて、仕事部屋は必要だなあ、とか考えます。
土地の広さ、駅までの距離、周囲の環境、通勤時間、など、人それぞれに優先順位が違ってくるので、きちんとイメージをしておくことが大切です。
3.土地の歴史
今、この名古屋近辺では、いつ地震がきてもおかしくないと言われています。
例えば、昔海だったところや、川の周辺はどうしても地盤が弱い傾向にあります。その場合、適切な地盤補強をすれば問題はないのですが、その分費用がかかることにもなりますし、液状化などの心配も出てきます。ただ、昔海だったところは、土地の金額が安いというメリットもあるので、どちらを優先させるか、重要なポイントとなってきます。
昔ながらの遺跡があるところは、何万年も前からそこにあるということなので、地盤が強い場合が多いですし、住所に沢、谷、池、沼、などの水にかかわる名前が付いている場合は、軟弱な場所かもしれません。
(不陸がある場合もあるので、一概には言えません)
4.土地の法的規制
土地には様々な法的規制があります。都市計画法、建築基準法、地方公共団体の条例などです。
用途地域でいうと、第一種低層住居専用地域は、建物の高さの規制があるので、高いビルが家の前にどーんと建ったりするようなことはありません。自分が建てる際にも、近隣に影を及ぼさないようにしないといけないので、北側斜線という制約があり、屋根のかけ方など、工夫が必要になってきます。
一番規制が少ないのは準工業地域ですが、工場を建てられる地域なので、住宅を建てる場合は、実際現地に見に行って周辺の環境を確認するといいでしょう。それ程工場等は無く住宅街の所もありますし、比較的工場が多いところもあります。
5.まとめ
良い土地に巡り会うには、根気が必要です。
早く、希望にあう土地に巡り会うことを、祈っています。
【後悔しない!土地探しのポイントの目次】
- 後悔しない!土地探しのポイント|その1|全体の流れ
- 後悔しない!土地探しのポイント|その2|自分達の生活をイメージする
- 後悔しない!土地探しのポイント|その3|土地の歴史
- 後悔しない!土地探しのポイント|その4|古代の海岸線
- 後悔しない!土地探しのポイント|その5|東海湖の上にある名古屋市
名古屋の建築家はAi設計*山内智恵
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