YKKapさんの「APWフォーラム2018」へ参加しました
今までも何度か開催されていたようです。
今年初めてYKKさんからご案内を頂いて、「樹脂サッシ」について興味があったので参加しました。
松尾設計室 松尾和也さんのセミナー
住宅断熱の第一人者の方です。
非常によく研究されていて、とても勉強になりました。
各メーカーの断熱性と気密性、耐震等級
一番下の行に「三井ホームをセキスイハイムより下にしているのは、C値が1を超えている可能性があるからです。」
確かにカタログを見ても、UA値は書いてあるが、C値は書かれていない。
長年、三井ホームに携わっている私としては、もっと三井を応援したいが、
「一条工務店さんは数値をきちんと謳っているメーカーということで評価が高く、今とても売れている」というお話には納得です。
熱貫流率当たりのコストが最重要
スライドの撮影失敗(泣
上がネオマフォームで、下がグラスウールです。
グラスウールの分厚いものを使えば、ネオマフォームとほぼ同じ熱貫流率となりコストも抑えられるので、その分、
樹脂サッシなど窓に力を入れましょう、というお話でした。
薄くて断熱性能の高いネオマフォーム好きの私としては、少し考え方を変える必要があると感じた内容です。
樹脂サッシの劣化について
YKKの方からも、今の樹脂サッシは劣化しませんよ、とは聞いていたのですが、そこは実は不安でした。
11の300倍近い強度を4000時間照射して確認している、というお話に、安心しました。
4000時間÷24時間=166日 x300倍=50000日 ÷365=136年 ?
と考えていいものなのかどうか。
家の寿命が尽きるまで、樹脂サッシも大丈夫と判断していいという事でしょう。
樹脂アルミでもいいじゃん
「樹脂アルミでも、U値2.33だから樹脂アルミでいいじゃん」
私も、そう思ってました。
アルミに比べれば、枠の部分も結露しにくくはなったというものの、全くしないということではなく、
エアコンによる乾燥に対して加湿すると、やはり多少結露は発生してきます。
■樹脂の熱伝導率はアルミの約1000分の1
樹脂の熱伝導率は、熱を伝えやすいアルミに比べて約1000分の1です。
外気温の影響を抑えるので、結露が生じにくいというメリットがあります。
お施主様向けチェックリスト
「モデルハウスにエアコンの室外機が少ないほど良い」
松尾さんのお話によると、最大13台?(11台だったかも)置かれていたメーカーさんもあったそうです。
13台も置ける敷地って、ある意味すごいな~
建物西と北、ぐるっと室外機なのか?と想像してしまいました。
木目仕様の樹脂サッシ
本当に木のような質感で、素敵でした。
少し残念なのは、木目柄は外部のみで、内部はホワイト一色だそうです。
松尾和也さん執筆書籍のご紹介
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トークセッション
松尾さんの前にYKKの石川さん、後に工務店さんの石川さんのお話でした。
YKKの石川さんは、プレゼンの仕方がアップルの新商品発表会のようで、斬新だなーと思いました。
工務店の石川さんは、ご自身の体験なども交えながら、面白くお話して頂けました。
APWフォーラム2018、とても身になる半日でした。
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名古屋の建築家はAi設計*山内智恵
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