0524:東洋一の水晶宮のお色直し(東山植物園温室前館保存修理工事)

子供の頃、母に連れられて見たキラキラしたまぶしい建物、そんな東山植物園の温室前館が、

実は重要文化財で、この度保存修理工事に伴い、一時的に一般公開されると聞き、

早速見学に行ってきました。

温室前館は現存する最古の温室で、我が国最初期の鉄骨造温室、全溶接工法が評価され

平成18年に重要文化財に指定されたそうです。

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子供の頃にみた熱帯の植物は既に移されていて、ガランとした温室内は、

随分と痛みが激しいなと感じました。

温室の中からふと空を見上げると、白い鉄骨や三角形のトラス組の間から青空が広がっていて、

空がより高く感じます。

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こんな洒落た建物が戦前からあって、伊勢湾台風や戦争をくぐり抜けてきたと思うと、

何だかいとおしく感じます。

一旦工事が始まると、5年は続くそうなので、ご興味のある方は、

外からだけでもご覧になってください。

久しぶりに訪れた植物園は、合掌造りの建物や和風の庭園など、見所満載で、

子供の頃とはまた違った見方をすることが出来ました。

この記事を書いた人

chieyamauchi

やまうち ちえ
愛知県名古屋市で一級建築士事務所を経営しています。
「夢を形に・愛・記憶を未来へ」の経営理念をもとに
設計しています。
どうぞ、よろしくお願い致します!